介護DXが導入された職場で働く魅力は業務が効率化され、それに伴い介護職員の身体的な負担が減ることです。
例えば、遠隔の見守りシステムが導入されている現場なら、夜間に巡回する頻度が少なくなり体力的にも楽になります。
これによって、より健康的な状態で仕事を続けることができるでしょう。
また、時間的な余裕ができて、ワークライフバランスも整います。
仕事がハードだという理由で、やむを得ず離職しなければならないという事態も避けられるかもしれません。
介護DXを導入している職場では介護ロボットも活用できるので、これによっても介護職員の業務負担が減ります。
入浴や移乗は、介護スタッフによっても体力がいるものですが、介護ロボットの補助があることで介助の負担を軽減することが可能。
介護DXでは、人感センサーを導入しているところもあります。
人感センサーが設置されていると、夜間に入居者が部屋を出て徘徊した時にも素早く対応することができます。
巡回の頻度や巡回に費やす時間も削減できるでしょう。
また、施設によっては、下腹部に医療用テープなどで貼り付けられたセンサーが排泄のタイミングを知らせてくれる機器を使用しているところもあります。
尿が溜まってくると現時点で何%の尿が溜まっているか、また、あと何分で排泄のタイミングになるかを知らせてくれるというすぐれもの。
早めにトイレまで連れていくことができるので、失禁などでシーツを交換したりする手間を省くことができます。